牧師よりのMessage 2008.12.4

 12月に入りました。徳島教会では13日土曜日午前11時よりクリスマス特別礼拝を行います。そして午後2時からは子供クリスマス会。決して盛大ではありませんが、お集まり下さる皆様と共に、心温まるひとときを持つことができるようにと願っています。どなたでも、どうぞご参加下さい。

 さて、先日、某TV番組で痴呆症高齢者介護の達人Aさん(50才・女性)が紹介されていました。暴れたり、元気がなかったりする痴呆症のお年寄り。しかし、彼らの傍らにAさんが来てしばらくのやり取りをしていると、次第にそのお年寄りたちの顔が不思議と安らかになっていく…。

 Aさんの信念は「痴呆症であっても心は最期まで持っている。しっかりと心に向き合えば答えてくれる」。笑顔を絶やさず、お年寄りやスタッフと真剣に向き合い、皆の幸せを願っているAさんの姿がとても印象的でした。

 この番組を見て、主イエス様のことを思いました。イエス様もこの世におられたとき、目の前の一人一人の心としっかりと向き合っておられたのでしょう。そうでなければ、傷つき心痛んでいる人々が大勢イエス様のもとに集まってくることは、決してなかったのでは。

 そして今日、今この時にも、真剣に私たちがイエス様に向き合うなら、天におられるイエス様はいつも私たちと心を向き合わせて下さっておられる方であることを明らかにして下さいます。

 聖書にはこのように書かれています。
「人は外の顔かたちを見、主は心を見る」(サムエル記上16:7)。

 飾ったり取り繕ったりする必要もありません。むしろ、心の叫びをそのまま神様にぶつけましょう。真剣に向き合うなら、必ず神様は不思議な方法で答えて下さる方です。

 クリスマス。それは、神様が人となって私たち人類に近づいてきて下さった日、「私はあなたを愛している。あなたと共にいる」と教えて下さった日です。このクリスマスの真の祝福があなたのものとなりますように、心よりお祈りさせていただきます。

 

 

 

 

 

牧師よりのMessage 2008.12.4