牧師よりのMessage 2009.5.3
新緑の美しい5月を迎えました。
お元気でお過ごしでしょうか。
高知教会への引越しをして、バタバタとしているうちに4月があっと言う間に過ぎ去り、
このホームページのメッセージ更新ができませんでした。
どうぞご容赦下さい。
ところで、先日、人気アイドルグループ「スマップ」の一人が、酒を飲んで酔っ払ってしまい、全裸になって公園で叫んでいるところを警察に逮捕された、という事件がありました。
私が驚いたのは、この事件に関する感じ方の違いです。
「そんなに騒ぐようなことではない」と同情する人もいれば、「信じられない」「裏切られた」と嘆く人も…。中には「人間として最低」とまで酷評した人もいました。
今回、私は「北風と太陽」というイソップ童話を思い出しました。力比べを始めた北風と太陽。どちらが目の前を行く旅の若者から上着を脱がすことができるかで勝負しましたが、結局勝ったのはもの凄い力で吹き付けた北風ではなく、温かい日光を旅人に注ぎ込んだ太陽でした。
大切な教訓を含んでいる話だと思います。
聖書の中には、取税人の頭、金持ちのザアカイという人がイエス様に救われた話が出てきます。
当時、取税人らは少し多めに税を騙し取って私腹を肥やしていたとされています。しかも、その税を貢ぐ先は、占領国の憎きローマ帝国。ですから取税人らは同胞イスラエル人からかなり嫌われていました。
そんな嫌われ者のザアカイでしたが、自分の町にイエス様が立ち寄られると聞き、一目見てみたいと行動を起こします。恐らく、自分自身の心の空洞、空しさに気づいていたのではないでしょうか。そしてイエス様の情け深さを、その評判から感じ取っていたと思われます。
世間の風は冷たかった。ザアカイの気持ちなど誰も理解してくれなかった。でもそんな中、イエス様だけは彼の気持ちを理解して下さり、大きな誠の慈愛をもって近づいてきて下さった。そしてザアカイの家の久々のお客となって下さった。
ザアカイのくすぶっていた良心が一気に膨れ上がり、彼は回心を表明し、新しい人生を歩み出してゆきました。
ザアカイを愛し立ち直らせたイエス様は、今も天で生きておられ、今日、私たち一人一人をもお愛し下さっておられます。一日一日、イエス様の愛を信じて歩んでゆけますように。
また、私たちは神様ではないので、誰でも失敗することがあります。同じ失敗しやすい人間同士、互いに赦し合い励まし合いながら、与えられた日々を歩んで行きたいと思います。
天地万物をお造りになられた神様が、どうか私たち一人一人の心の中に、イエス様がお示し下さった赦し合い励まし合う心を、今日新たにお造り下さいますように。
平安を心よりお祈り致します。
牧師よりのMessage 2009.5.3