花々を見つめていると
 それらを造られた方を
 思わずにはいられない

 

あなたは、これらのかわいい花たちの語る隠れた言葉を知っているか?
昼間は真理を、
夜は愛を……これこそ彼らが語る言葉なのだ。

ハイネ(ドイツの詩人・評論家 1797〜1856)

 

綺麗な桜の花をみていると
そのひとすじの気持ちにうたれる

八木重吉(詩人・1898〜1927)

 

どんな花かて、見る時と場所とで、
胸にしみることがあるもんや。

川端康成(小説家・1899〜1972)

 

野原の花がどのように育つかを考えてみなさい。
働きもせず紡ぎもしない。
しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、
この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。

『新約聖書』(ルカによる福音書12章27節)

 

福音社『サインズ・オブ・ザ・タイムズ』2000年4月号 今月の言葉より引用