Passenger Car


客車の概要

26両の配置があり、全車ボギー車である。車体はインドから供与されたものが含まれる関係からか、インド国鉄の車両と酷似している。窓部に格子が入っているのが特徴。全鋼製であるが、車内設備は一部木製となっている。等級は1等車と2等車があり、それぞれ側板に等級を示す、白色の筋で示される記号が記入されている。古いシャーシに新たに車体をのせた現地改造車が多く、原形が不明な点もあり、形式分けは困難。車両番号も見る限りでは通し番号のようで、細かな形式分けはしていないのではないだろうか?。


1等車 番号不明  Janakpur Station 31 Oct 2000
車体が更新改造された1等車。このように車体を現地で改造した客車が多く、原形をとどめているものは少ない。特にインドからの供与車が入る以前の車両は、大改造されているため、現在の姿から原形を見ることは困難である。



2等車 Janakpur Station 31 OCT 2000
インドからの供与車両。典型的なインド型の客車である。一応、車掌室が設置されている。これらインドからの供与車は状態不良の多い、同鉄道内の客車の中でも比較的状態は良好である。



合造車 No.763 Janakpur Station 31 OCT 2000
本来は2等車と荷物車の合造車と思われるが、現在では荷物室との明確な区別はない。この車両はインドからの供与車が入る以前からの車両で、車体外板の更新改造が行われている。なお、外板はブリキを張り合わせたもので非常に薄い。



客車内部 Janakpur Station 31 OCT 2000 
車体内部は2等車の場合、ベンチを中央で背中合わせに配置した形になっている。1等車は一応、個室タイプの向い合せシートであるが、いずれもシートは木製。客室の中央に並ぶ棒は屋根の補強を兼ねた掴まり棒のようだ。車内照明は取り付けられておらず、また、ベンチレーターも装備されていない。当然のことながら便所設備は設けられていない。



確認している客車番号
当方が確認している客車番号は次のとおり。
763,929,930,931,932,934,935,
*なお、1等車の一部には車両番号の記入のないものがある。

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