角松かのり関連アイテムの高騰について
当コンテンツのトップにブレイクすることはまずないと書いていたら、現在、再び注目されているという情報をいただいた。当方の角松かのりコレクションは古本屋めぐりの中で、当方のメインの探索本がなく、何も買うものがない時に何か買わなければ古本探索が悲しいと思って始めたものである。また、かつて当方が角松かのりのファンであったことを懐かしむ行為でもあった。
最近、古書店の雑誌コーナーから角松かのり掲載誌がどんどん消えている。見つからないなあと疑問に感じていたらつぎのようなことが判明した。
現在、声優として活躍中の柚木涼香(ゆずきりょうか)さんのデビュー時の芸名なのだそうだ。アニメを全く見ない当方は全くその事実を知らなかった。ためしにサイト検索をかけてみるとあるわ、あるわ、おそろしいほどヒットする。角松かのり掲載誌がどんどん消えている理由はここにあった。角松かのりとしてデビューした当時のことは隠された事実ではないようだが、現在の声優ファンが過去の柚木涼香を求めてどんどん当時の掲載誌を買いはじめたのだ。
また、調べてみると2000年11月に発売された「お宝ガールズ」で紹介されたことで、一部ファンしか知らなかったことが広く知られるようになったことも大きいことも判明した。同誌の功罪はさまざまいわれているが、一気に市場の相場を跳ね上げてしまう傾向がある。
コンテンツを立ち上げたころは2册の写真集は現在のような価格ではなく、せいぜい1000円程度であった。それが今や安くて8000円、高いのでは16000円なんて価格も見た。
こうなるとファンが探すだけではなく、いわゆるバイヤーの行動が活発になってくる。わずか2年前にはたくさんあった角松かのり関連ものが姿を消した最大の理由は儲けを予測したバイヤーの活発な活動にもあった(彼らの資金力と行動には素人では歯が立たない)。安く、のんびりコレクションできると思っていたら、当方はまさしく泥沼のまっただ中にいたのである(情勢の研究不足だったなあ・・・・)。
古書の世界ではよくあることだが、喜んで良いのやら、悲しむべきことなのか・・・・・・。
角松かのりファンとしては複雑な気持ちだ。


角松かのり関連もの現在のプレミア価格=2004年10月
写真集 8000円〜10000円 若干下落気味
掲載雑誌 1000円前後 横ばい
ビデオなど 7000〜10000円 横ばい

ファースト写真集・KANORIは8万部ほど出ている(レアアイテムではない)のでこれ以上は上がらないと思われるが、新しいファンが購入すると後10年は再び市場に流通しなくなるので、残部次第ではさらに高騰する可能性がある。雑誌は一律1000円前後になっているが内容によっては、それだけ払う価値があるのかどうか疑問な点がある。ビデオは発売当時どれだけ売れたのか不明(けっこう高かった)であるものの、かつて至る所にあったものが急速に姿を消している。たまにデッドストックが場所によって出るのでそれを狙った方が安く購入できる。最近ではBeppinSchoolのデッドストックが某所に出た。価格は350円であまりの安さにびっくりした。なお、古書店での買い取り価格は写真集で1000〜1500円。雑誌は100円程度だ(ものの状態によってはもっと安くなる)。プレミア価格の30パーセントでの買い取りもあるようだが、変動が激しく、古書店に持込んで、プレミアを見越した買い取りを希望してもまず受け付けてもらえないだろう。

2004年10月現在、角松かのり関連モノはかなり値段が落ち着いてきた。ヤフオクでも一時ほどの高騰ぶりは見られず、入札が0というのも目立つ。もう10年も前のグラビアアイドルなので商品の枯渇もかなりある。部数の少なかった雑誌などはほとんど出てこなくなった。

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