製作記 その3

フィギュアを作る
T55本体の組み立てが終了し、ジオラマ化するためのフィギュアの製作を開始した(2001.12.4より)。そのまま使えるフィギュアはなく、どうにか現用ロシア戦車兵ぐらいが小改造で充当できそうだ。車体に乗った兵士は座りポーズのフィギュアの服を替え、ヘッドを自作あるいは改造で作ることにした。問題なのは市民(おっさんはどうにかなる)で、特に女性は使用できるフィギュアがない。ということで今回、エポキシパテで粘土細工をおこなうことにした。エポキシパテはタミヤの速乾タイプを使用。肉盛りを夜行うと翌日の夜には確実に乾燥し、作業できるためだ。
まず会社の受付のお嬢さんにモデルをたのみ、立ちポーズで全身を45度ずつ角度を変えて撮影。パソコンで1/35に縮小したものをプリントアウトし、全体の骨格を掴むことにした。本来なら裸が良いのだが、さすがに会社のお嬢さんに頼む訳には行かず、ヌードのモデルさんもあいにくと手配できなかったため、着衣で撮影した。
プリントを型紙にして真鍮線をハンダ付けして骨格をつくり、エポキシパテを大まかに盛って初日は作業終了。翌日から削り込みにはいった。
人体の彫塑は大学時代に実習で数度やったことがあるが、こんなに小さなモノは以前48で特攻隊を見送る女学生を作って以来である。ある程度の大きさがあると作業が楽だが、小さいものはほんの少しの狂いが全体のバランスを崩すため難しい。
服を着せた状態で作り上げていってもよいのだが、全体のバランスを見るため、取りあえず裸状態に削り込んでいく。時々サフェーサーを塗り、狂いを見ながら削っていく・・・・・。

彫塑はひさしぶりというか大まかな形をとるのに苦労する。盛り付けをおこなうために塗料撹拌用のヘラを使用したがタミヤの速乾エポキシパテは粘りが強く、ヘラにすぐこびり着く。モールドはデザインナイフの背中で入れたが、一体目がほぼ完成したところでスパチュラセットを購入した。また衣服の一部が良く分からないため、紀ノ国屋にて「世界の民族衣装」を購入した。壷を持った女性はやっとできたと思って良く見ると腕のバランスが少々おかしい。修正するのもなんだし、見るのは一方向だけになるからと取りあえず作業終了。2体目はほぼ満足できるかな。顔のモールドは溶きパテを筆で盛り付けることとにして荒削りが完了したところで一段楽した。
男性のフィギュアはタミヤとかドラゴンのフィギュアをベースに改造して作ることにした。服装はキットのモールドを全てリューターで削り落とし、改めて服を着せていく。顔にはヒゲをエポパテで付ける。フィギュアの製作予定数は約10体。ここまで1体作るのに3日かかっているから全て完成するのは順調に行って二ヶ月後になる。先は長い。

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