生かされて生きる

 

 生かされて生きると言います。
私達は自分の意志で生まれてきたわけではないのですから、確かにそうです。
しかし、果たしてその通りに生きているかと言えば、自分の力に頼り、自分の願いに流され、
自分の意のままにならないことをかこちながら生きています。
 生かされているものらしくは生きていません。
それであるのになお生きているのは、赦されているからです。
生かされて生きることの実際は、赦されて生きることなのです。
「生かされる」が「赦される」の同義語と気付いた時、生かされて生きる歩みは実際に始まります。
 

藤木正三(牧師 1927〜 『福音はとどいていますか』  
第一部 命はどこででも輝く<ヨルダン社刊>より)

 

 

 人はパンだけで生きるものではない。
 神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。 

『新訳聖書』(マタイによる福音書四章四節)

 

 

 

 

福音社『サインズ・オブ・ザ・タイムズ』2007年10月号 今月の言葉より引用