プラ板格闘記・SM54を作る PART2
足周りの工作

プラ板で組んだ車体下部に起動輪、転輪、誘導輪基部を取り付けた。基部は起動輪についてはタミヤのJS3のパーツを加工流用。転輪、誘導輪基部を0.5プラ板から作り出した。写真を見ると箱型で工作は簡単。アーム取り付け部の穴あけに手間がかかる程度。いきなり太いドリルを使うとプラ板がめくれあがるため、1ミリ程度の穴を開けて徐々にアーム基部の太さに合わせていく。最前部と中間、誘導輪基部と一体化された最後部はおのおの形が違うため、注意を要した。
個々のパーツが完成して取り付けてみると、なにやらおかしいことに気付いた。よくあることだがパーツをプラ板にトレースした際、1ミリ計り間違えて大きくしていたのである。泣く泣く作り直したが、2日分無駄にした。かつてM88を作った時にはシャーシ寸法を計り間違えて、全部作り直すことになったが、またしてもやってしまった。

起動輪は直径がタミヤと同じだが形が違うため、タミヤのパーツを加工して作った。本来、裏になる部分を表にして、プラ板をドーナツ状にしたものを張り合わせ、強化?されているSM54の起動輪とした。転輪のハブについては最初は修正しようと思ったがオミット。ボルトが小さすぎてトライはしたが、目がついていかないこともあって上手く行かず、修正は諦めた。誘導輪は流用パーツがないため、1.0、0.5ミリプラ板から新規に製作。支持アームはプラ板を積層したものにプラパイプを組み合わせて製作している。転輪アームはタミヤのパーツを2ミリ切り詰めて使用することにした。強度を得るためアームの中に0.5ミリの真鍮線を埋め込んだ。片側8個、前部で16個パーツが必要なためストックのJS3にもう1個購入してパーツ取りを行っている。転輪の高さをそろえるためにプラ板で治具を作り、そのうえに車体下部を載せてアームをずれないように取り付けていく。強度が必要なため穴にアームを差し込んだ後、ゼリー状瞬間接着剤で接着している。

アームを全て取り付けるとキャタピラを試しに這わせてみる。誘導輪の部分でズレが見つかったので、削り込みで修正した。キャタピラは最初はJS3のものを流用しようとしたが、パターンが違うためモデルカステンのSK14を2セット購入。センターガイドのついたパーツのみを組んで充当した。

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